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ドイツへ展示会に行ってきました その3

21875a68.jpg今回はメインのクライミングシューズ編です。
シューズは実際に使用している人のレポートも重要ですが作り手がどんな考えで作っているのか、世界的なトレンドは?とかメーカーの意気込みを知っておくのは職人としても販売する側の人間としても知っておかねばならない事柄なので今回無理してドイツに来たわけです。
今回はその真打ちというわけです。
まずはスカルパ。
ご存知イタリアの老舗登山靴メーカー。
古くからクライミングシューズを作っており、日本でも長きに渡って愛用している方も多数いらっしゃいます。
最近はデザイナーが変わってダウントゥシューズが多数発表され日本にもブースター、スティックスが入荷されています。(VACでもブースターは入荷しています
スカルパのよさはとにかく丈夫なつくりです。
こんなにしっかり作らなくても良いのでは?と感じるほどしっかり作られています。
ランドラバーの折り返し幅ひとつにとってもしっかり幅を取り均一のプロダクトを心がけています。
ブース入り口にはクライミングシューズと登山靴が左右に振り分けられて展示されていてクライミングシューズにかける意気込みを感じました。
NEWモデルも写真に収めようとしましたが”ごめんなさい”といわれ残念ながらお見せできない次第です。
日本未入荷のシューズも多くあり、あれもこれもいいナーという感じでしっかり見てきました。
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これがNEWモデルです。
三本締めのベルクロダウントゥモデル
ヒール部にフック時の安定の為ラバーパーツが付いています。
ヒールのカップはブースターとイーブンですがこちらの方が収まり具合がよさそうです。
ぜひ日本に上陸してほしいモデルですね。
日本ではロストアロー様で輸入を行っていますのでその辺の情報はロストアロー様のHPご確認できるかもしれません。
スカルパのシューズはよいですよ!
つくりは職人気質でデザインも落ち着いていますし。
違いの分かる"大人向け”のシューズかな。

b86e08d1.jpgスポルティバです。
事前に極秘開発が進んでいるシューズが今回発表されるとお伺いしていたのですが・・・・・残念、ありませんでした。
もしかするとディストリビューター以外見ることができないのかもしれません。
かなり極秘で開発され開発スタッフ位しかその全貌を知らないと聞いていたので楽しみにしていたんですけど残念です。
(何でも新しいシステム搭載でパテントの関係で極秘らしいです)
もしかしたらまだ先になるのかもしれませんね。
スポルティバはつくりのよさと新しいシステムにより世界的に売れています(人気があります)
ヨーロッパ(東欧含む)の日本には上陸していないシューズメーカーはスポルティバをかなり意識しているようで作り手にとってもよい道標となってシューズのトレンドを引っ張ってる様です。
バーチで取り扱っているスポルテイバのシューズはこれです

0f42075a.jpgこちらはファイブテン
ファイブテンはユニセックスモデルとレディースモデルを分けて展示してありました。
最近は同じモデルでもレディースモデルを出す傾向が各社強いですね。
どこかでみたことある人がいるなーと思ったらデイブ・グラハムがいましたよ。
ヨーロッパツアー中なのかはわかりませんがやはりこのショー自体の影響力の強さを感じました。(デイブ一人ではなく何人かでいたんですが最近の若いアメリカのクライマーはあまり知らないんですよ)
バーチで取り扱っているファイブテンのシューズはこれです




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ドラゴンレース。
アッパーにドラゴンがいっぱいです。





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一本締めです。
一本締めはファイブテンの専売ですかね。







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イボルブです。
イボルブはコストパフォーマンスのよさでじわじわとその勢力を強めていますね。
オプティマス以降のNEWモデルは展示されていませんでした。
常に人がいるという感じでヨーロッパでも評価が高まりつつあると感じました。
VACでもイボルブのシューズは人気が高く特にオプティマスの足入れのよさに引かれかなり出ています。
極端な性格のシューズが無いのですが素直で履きやすいですね。
バーチで取り扱っているイボルブのシューズはこれです


60370e90.jpgロックピラーです。
日本にも再上陸しています。
最初は東欧のメーカーなので値段重視のシューズと思われがちでしたが実際は当時からかなりカッチリしたつくりで評判よかったのですが少し地味だったのかあまり浸透しませんでした。
今のロックピラーはデザインも一新
ハイエンドなシューズは白(灰色か?)で統一したりデザイン的にも変わってきています。
ラバーもビブラムのほかGRIIPINというラバーも採用したりと新しいラインも積極的に作っています。
ラバーはビブラム=Xsグリップというイメージが強いと思いますが
ロックピラーにはXsグリップではないビブラムが使われています。
つまりあの刻印が無いので完全にフラットなラバーです。
銘柄ははっきり分かりませんがVACでリソールに使用しているNEROではないでしょうか。
シェイプはヨーロッパ系ですがこれからもっとオリジナリティを出してきそうな感じで今後楽しみです。
バーチで取り扱っているロックピラーのシューズはこれです

2e08ce45.jpgボリエールです。
平山さんのパネルと一緒に。
ご本人もいらっしゃるかと思いましたが残念でした。
ボリエールもスペインの老舗シューズメーカーです。
今年はファルコンが出たのでNEWモデルは無いかなと思っていたのですが、ありました。
ベルクロ締めの赤いのが。
残念ながら写真は取れませんでした。
ボリエールらしい素直な足入れでパーツ点数も多そうなシューズでした。
ボリエールも極端に基本を崩さず微妙に組み合わせを変えて必ずNEWモデルを世に送り出してきています。
色々変わっているところも多く通常のユーザーにはきずき難い点もありますが確実に進化してきていると感じています。
”基本を変えずに”という点が長年愛用している側としてはありがたいですよね。
極端に変わってしまうと使うのが難しくなりがちですから(なかなか慣れないという点で)
ブースの盛況振りからヨーロッパでは評価が高いと感じました。
個人的には足入れや革でシューズを作っている点など非常に好きなメーカーなのでぜひ履いてみてほしいメーカーです。
バーチで取り扱っているボリエールのシューズはこれです
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この中にNEWシューズがあります。
TVの取材もしていました。







MADROCKも見てきました。
今回はNEWモデルというよりデザインの変更というのが一番でした。
今度のデザインは誰にでも(おっさんにはちょっと派手かなと私個人的に思っていたので)受け入れられるものです。
これでマッドロッカーが増えることは間違いなしですね。
マッドロックは販売ぎりぎりまで開発しているのでプロトとファイナルが変更になることがあるのですがそれでも供給が比較的早くユーザーにもディラーにもうれしいです。
MADROCKは他メーカーのシューズに似ることなくオリジナルを貫いているメーカーです。
非常に面白いシューズで個人的に感心していました。(実際使用してみて本当に自然な感じでよかったです)
見た目以上にニュートラルなシューズでオススメです。
写真は撮れませんでした。
バーチで取り扱っているMADROCKのシューズはこれです

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ビブラム社です。
最近はリソールの方でビブラムを選択される方が多くフリクションと耐久性のバランスがさらに増してきた感のあるイタリアのソール専門メーカー。
相当なシェアを持ちチャックのYKKなみではないでしょうか。




シューズ編はこれで終了です。全てを公開できませんが各メーカー特色があり考え方も作り方も販売スタイルも色々で大変勉強になりました。
あるシューズメーカーからは工場に研修に来てくれなんでも教えてやるといわれたので近いうちに行ってこようかと思っています。(言葉の壁はありますが職人同士どうにかなるものです。今回もそうでした)
いつかはメーカーとしてまたは開発スタッフとしてこういったショーでブースを構えて見たいものです。
自分でなくとも日本のメーカーができたら本当にクライミングというものが日本でねずいてきていると実感できるなと感じました。
私もまだまだ勉強不足ですのでもっとがんばって行かないと世界からおいていかれちゃいます。

さて次回は会場であった有名人編です。
完全におのぼりさんです。ガッツで写真撮らせていただきました。

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ドイツ・アウトドアショー

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